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VISION2008 in Montreal ( The 9th International Conference on Low Vision )
2008年7月7−11日の期間でカナダのモントリオール会議場でVISION2008が開催され、私は川崎医療福祉大学大学院博士課程3年生の藤原篤之君(感覚矯正学専攻)および上野英子さん(医療福祉学専攻)の3名で参加しましたので、学会などの様子を紹介させていただきます。
この度の学会は、Institute Nazarethet Louis-Braille のLine AmplemanとMontreal 大学のOptometryのJacques Gresset 教授の2名が当地会長を担当されました。国際学会の理事長はAries Arditi で、小田浩一教授(東京女子大)日本理事として活躍されているのはよくご存じと思います。
まず、全体の様子を紹介しますと、全参加登録者は70か国からなる1,131名で、カナダ(411名)、アメリカ(184名)、英国(82名)、フランス(53名)、オランダ
(37名)、オーストラリア(35名)で、日本は34名(17施設)の上位7番目でした。さらに、10名以上の参加国を挙げると、ナイジェリア(20)、デンマーク(18)、スペイン(18)、ベルギー(16)、スエーデン(15)、インド(13)、ノルウェー(12)、ブラジル(12)、マレーシア(10)、イタリア(10)で、私の知らないような国、特に中東アジア、アフリカ、中南米などの国々から1名の代表で参加されているのも多く見られました。当然のことながら同伴者(盲導犬も含め)を加えると1,500名位になったのではないかと推定しています。
演題は全部で809題、口頭発表:531題、ポスター発表:278題で、日本はそれぞれ7題、27題でした。日本の研究者の活躍を嬉しく思いました。演題の内容は13の項目に分類され、1フロアーで13会場に分割され、多くは同時進行の形で発表されました。
移動に結構慌ただしい思いをしました。展示会場ではポスターブースおよび43の視覚障害関連企業や施設のブースがあり、いつも多くの見学者で賑わっていました。 どういうことが話題になっているかについて、各セクション名のみを紹介しますと、
1.全体教育講演、2.研究とリハビリテーション(R&R)、
3.医学と基礎科学、4.評価および補助具とプログラム、
5.トピックス、6.心理社会学的事項とリハ、
7.次世代、8.小児、9.移動とナビゲーション、
10.招待ワークショップ(光学的拡大鏡処方の合理的な方法、PRL の評価と訓練機器、同名半盲に対する周辺視用プリズム、視力ワークショップ)、
11.招待シンポジウム(失明者の大脳皮質での可塑性:聴覚機能、AMD の概況、失明疾患に対する最近の治療、国際視能訓練士協会シンポジウム、ライトハウス国際シンポジウム(ロービジョン児の評価と管理)、ロービジョン−30年の研究成果、失明初期における多様可塑性について(理論と適用)、視覚関連機能の評価とリハ)、
12.招待公開講演(視覚障害の予防と治療:医学的将来、視覚障害の補助的技術とリハ:技術的将来)。そして13.ポスター セッションが口演と同様の分類で展示発表され、演者は指定日の午前と午後に各1時間の説明義務がありました。7月9日(水)の中日の午後は各施設見学に当てられ、私はInstitute Nazareth et Louis-Brailleを見学した。この施設は名前のとおり、点字器を開発したLouis-Brailleの因んだもので、研究所では視覚障害者による世界の点字図書の印刷を中心とした作業が行われていました。その他の領域での研究も目を見張る設備のなかで行われており、羨望の思いで見学しました。さて、飛行時間15時間以上という大変な旅でしたが、モントリオールという地名につられて参加したものの、それだけの価値は十分ありました。ちなみに、次回開催国はマレーシアで2011年に開催されることに決まっており、機会があれば参加したいと考えています。
(以上、田淵)
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